JOURNAL

2025
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06
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12
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『90日 わたしをみつめるねむりDIARY』を刊行しました。

ゆらぎがあっても、大丈夫な日々を過ごせるように。女性ホルモンと眠りのサイクルを知り、自分の心身をみつめるきっかけを届けたい。そんな願いから、「わたしとねむり研究所」では女性の眠りに寄り添うヘルスケアダイアリー『90日 わたしをみつめるねむりDIARY』(以下『90日』)を刊行しました。わたしとねむり研究所のはじめの一歩、『90日』に託した想いをお伝えします。

日々の睡眠がままならない女性に寄り添いたい

わたしとねむり研究所は、1947年の創業以来、医療・介護ベッドを中心に“いいねむり”を探求するパラマウントベッドが、“女性のねむり”に特化した調査研究、情報・プロダクト提供を目的に立ち上げました。

起点となったのは、パラマウントベッドで働くひとりの女性のねむりの体験でした。

「2人目を出産して仕事復帰した際に、心と体がボロボロで睡眠スコア*が20点ほどでした。そこから弊社の睡眠研究所の知見、アドバイスを聞いて生活に少しずつ取り入れていったら60点ほどに回復。100点は目指せなくても、日々の睡眠がベースアップすることで、心身が軽やかに、乱れたとしても戻りやすくなったんです」(経営企画・大槻さん)

*睡眠スコア:パラマウントベッドが提供する睡眠計測センサー「Active Sleep Analyzer」と専用アプリ「Active Sleep」で測定できる睡眠の充足感を知る数値。

自分と同じように、女性ホルモンの変化や仕事と子育ての慌ただしさから、日々の睡眠がままならない女性たちにもっと寄り添うことはできないか。そんな想いに共感したパラマウントベッドのメンバーが集い、プロジェクトが動き始めたのです。

パラマウントベッドのプロジェクトメンバー:左から岩井さん、大槻さん、塩貝さん


2022年より部署をまたいで集まったメンバーが業務外で、いわば“部活”のような立ち位置で活動し、展示会に出展したり、睡眠カウンセリングを行ったり。2023年には、経産省の採択事業として「更年期と睡眠の不調を改善する」実証事業*を実施。


デリケートゾーンケアブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」と協働で、小冊子『更年期Handbook』を刊行し、女性のねむりに寄り添うアロマスプレーの監修も担いました。

自分の心身とねむりの状態をみつめるきっかけに

2024年の秋、「わたしとねむり研究所」として本格始動し、最初のプロダクトとして開発したのがヘルスケアダイアリーでした。

「女性ホルモンと睡眠の関係性を可視化するのに、デジタルではなくアナログで、書くという身体性のある手帳は相性がいいと思ったんです。女性の健康や睡眠に関する知識を得て、自分の心身の状態を知り、生活習慣を変えて改善してみる。“知って、書いて、気づいて、変わる”に伴走できるものをつくりたいと思ったんですね」(経営企画・大槻さん)

そんな想いをベースに『90日』は、3つのパートから構成されています。
・Part1 女性ホルモンのサイクルを知る
・Part2 ねむりのサイクルを知る
・Part3 わたしのねむりDIARY

「情報がたくさんあっても何が正しいのかわからなかったり、知識だけあってもなかなか自分ごととして実践できなかったりしますよね。医師監修の下、弊社の睡眠研究所にも協力してもらって情報を精査し、自分の心身とねむりの状態を知るワークを取り入れたのもこだわりです。1年は難しいけど、まずは月経3周期分、約90日間、自分をみつめてほしいという想いをタイトルに込めました」(デザイナー・岩井さん)

デザインチームのふたり
いつどこでも安心してDIARYを記入できるように、プライバシーが守れるスリーブ帯を付けました


とはいえ、慌ただしい日々の中、90日間であってもねむりDIARYを記録することにハードルを感じる方もいるかもしれません。

「この手帳は日付フリーなので、いつ始めてもいつやめても、90日間毎日つけなくても、大丈夫です。睡眠時間を1週間だけでも、月経周期だけでも、できることから始めてもらえたら。睡眠カウンセリングをしていると、自分の月経周期を把握していない方も結構いらっしゃいます。1つワークをやるだけでも、気づきが得られるはずなので、気軽に手に取ってほしいです」(睡眠研究所・塩貝さん)

個人から企業まで、3つの軸で「女性とねむり」にアプローチ

「わたしとねむり研究所」には、2つのプロジェクトが連動しています。その一つが、企業で働く人に向けた「更年期と睡眠改善プログラム」。もう一つが、ねむりと女性の健康課題をテーマにした共創プログラムである「ねむり共創リサーチ」。

女性個人だけでなく、働く企業や家庭、社会全体のリテラシーが上がらないと、堂々巡りになってしまうので、個人から企業、社会にまで「女性とねむり」を軸に、アプローチしていきたいと考えているのです。

「睡眠の研究をしていますが、軸になるデータは男性がメインで、女性に特化したものはほとんどないんです。でも、女性には月経に妊娠・出産、更年期もある。いち研究者として、データの偏りにずっと疑問を抱いていました。みなさんにご協力いただきながら、女性の睡眠データを蓄積して、企業のプロダクト開発をはじめ、社会に還元していきたいです」(睡眠研究所・塩貝さん)

わたしとねむり研究所に届いた声やデータを、ねむり共創リサーチに活かすなど、包括的な視点で、女性のねむりをサポートしていきます。

日々の睡眠に揺らぎがあっても、安心を手渡せる場所へ

わたしとねむり研究所ではこれから、『90日』を入り口とした睡眠カウンセリングも実施予定です。パラマウントベッドの睡眠計測センサーで測った客観的な睡眠スコアと、『90日』に記した主観的な睡眠の課題をベースに、個別のアドバイスをお伝えします。

「睡眠に悩みがある方、つらさに気づいていない方に、一度でいいから“いいねむり”を手にしてほしいんです。いいねむりは、自然に目覚め、日中眠くならず活動的に動けて、夜もすっと眠れること。忙しくて眠れない日があっても、一度でも体感していれば、また戻ってこられる。自分にとっていいねむりを手にするきっかけづくりができたらと思っています」(経営企画・大槻さん)

わたしとねむり研究所は一歩を踏み出したばかり。試行錯誤を重ねながら、情報発信や研究、プロダクト開発を進めています。

「みなさんのねむりの悩みや、こんなプロダクトがほしい、といった声を聞かせてほしいです。睡眠が揺らいだときに気軽に相談できるような、悩みを共有できるような、安心を手渡せるコミュニティになったらいいなと。みなさんの日々の睡眠に寄り添える場所を育てていきたいと思っているので、興味がある方はぜひ参加してみてください」(経営企画・大槻さん)

眠れない日があっても、きっと大丈夫。安心してぐっすり眠れる日があれば、回復できるはずだから。“いいねむり”を知るために、忙しない日々のほんの束の間でも、深呼吸をするように手帳を開き、自分の心身をみつめることから始めてみませんか?

『90日』制作チーム

★『90日 わたしをみつめるねむりDIARY』
ご購入はこちらから
https://watashitonemuri.stores.jp

★コミュニティ会員登録はこちらから
https://www.pb-femtech.jp/

★Instagramで最新情報をお届けしています。
https://www.instagram.com/sleep.femtech/

日々の睡眠がままならない女性に寄り添いたい

わたしとねむり研究所は、1947年の創業以来、医療・介護ベッドを中心に“いいねむり”を探求するパラマウントベッドが、“女性のねむり”に特化した調査研究、情報・プロダクト提供を目的に立ち上げました。

起点となったのは、パラマウントベッドで働くひとりの女性のねむりの体験でした。

「2人目を出産して仕事復帰した際に、心と体がボロボロで睡眠スコア*が20点ほどでした。そこから弊社の睡眠研究所の知見、アドバイスを聞いて生活に少しずつ取り入れていったら60点ほどに回復。100点は目指せなくても、日々の睡眠がベースアップすることで、心身が軽やかに、乱れたとしても戻りやすくなったんです」(経営企画・大槻さん)

*睡眠スコア:パラマウントベッドが提供する睡眠計測センサー「Active Sleep Analyzer」と専用アプリ「Active Sleep」で測定できる睡眠の充足感を知る数値。

自分と同じように、女性ホルモンの変化や仕事と子育ての慌ただしさから、日々の睡眠がままならない女性たちにもっと寄り添うことはできないか。そんな想いに共感したパラマウントベッドのメンバーが集い、プロジェクトが動き始めたのです。

パラマウントベッドのプロジェクトメンバー:左から岩井さん、大槻さん、塩貝さん


2022年より部署をまたいで集まったメンバーが業務外で、いわば“部活”のような立ち位置で活動し、展示会に出展したり、睡眠カウンセリングを行ったり。2023年には、経産省の採択事業として「更年期と睡眠の不調を改善する」実証事業*を実施。


デリケートゾーンケアブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」と協働で、小冊子『更年期Handbook』を刊行し、女性のねむりに寄り添うアロマスプレーの監修も担いました。

自分の心身とねむりの状態をみつめるきっかけに

2024年の秋、「わたしとねむり研究所」として本格始動し、最初のプロダクトとして開発したのがヘルスケアダイアリーでした。

「女性ホルモンと睡眠の関係性を可視化するのに、デジタルではなくアナログで、書くという身体性のある手帳は相性がいいと思ったんです。女性の健康や睡眠に関する知識を得て、自分の心身の状態を知り、生活習慣を変えて改善してみる。“知って、書いて、気づいて、変わる”に伴走できるものをつくりたいと思ったんですね」(経営企画・大槻さん)

そんな想いをベースに『90日』は、3つのパートから構成されています。
・Part1 女性ホルモンのサイクルを知る
・Part2 ねむりのサイクルを知る
・Part3 わたしのねむりDIARY

「情報がたくさんあっても何が正しいのかわからなかったり、知識だけあってもなかなか自分ごととして実践できなかったりしますよね。医師監修の下、弊社の睡眠研究所にも協力してもらって情報を精査し、自分の心身とねむりの状態を知るワークを取り入れたのもこだわりです。1年は難しいけど、まずは月経3周期分、約90日間、自分をみつめてほしいという想いをタイトルに込めました」(デザイナー・岩井さん)

デザインチームのふたり
いつどこでも安心してDIARYを記入できるように、プライバシーが守れるスリーブ帯を付けました


とはいえ、慌ただしい日々の中、90日間であってもねむりDIARYを記録することにハードルを感じる方もいるかもしれません。

「この手帳は日付フリーなので、いつ始めてもいつやめても、90日間毎日つけなくても、大丈夫です。睡眠時間を1週間だけでも、月経周期だけでも、できることから始めてもらえたら。睡眠カウンセリングをしていると、自分の月経周期を把握していない方も結構いらっしゃいます。1つワークをやるだけでも、気づきが得られるはずなので、気軽に手に取ってほしいです」(睡眠研究所・塩貝さん)

個人から企業まで、3つの軸で「女性とねむり」にアプローチ

「わたしとねむり研究所」には、2つのプロジェクトが連動しています。その一つが、企業で働く人に向けた「更年期と睡眠改善プログラム」。もう一つが、ねむりと女性の健康課題をテーマにした共創プログラムである「ねむり共創リサーチ」。

女性個人だけでなく、働く企業や家庭、社会全体のリテラシーが上がらないと、堂々巡りになってしまうので、個人から企業、社会にまで「女性とねむり」を軸に、アプローチしていきたいと考えているのです。

「睡眠の研究をしていますが、軸になるデータは男性がメインで、女性に特化したものはほとんどないんです。でも、女性には月経に妊娠・出産、更年期もある。いち研究者として、データの偏りにずっと疑問を抱いていました。みなさんにご協力いただきながら、女性の睡眠データを蓄積して、企業のプロダクト開発をはじめ、社会に還元していきたいです」(睡眠研究所・塩貝さん)

わたしとねむり研究所に届いた声やデータを、ねむり共創リサーチに活かすなど、包括的な視点で、女性のねむりをサポートしていきます。

日々の睡眠に揺らぎがあっても、安心を手渡せる場所へ

わたしとねむり研究所ではこれから、『90日』を入り口とした睡眠カウンセリングも実施予定です。パラマウントベッドの睡眠計測センサーで測った客観的な睡眠スコアと、『90日』に記した主観的な睡眠の課題をベースに、個別のアドバイスをお伝えします。

「睡眠に悩みがある方、つらさに気づいていない方に、一度でいいから“いいねむり”を手にしてほしいんです。いいねむりは、自然に目覚め、日中眠くならず活動的に動けて、夜もすっと眠れること。忙しくて眠れない日があっても、一度でも体感していれば、また戻ってこられる。自分にとっていいねむりを手にするきっかけづくりができたらと思っています」(経営企画・大槻さん)

わたしとねむり研究所は一歩を踏み出したばかり。試行錯誤を重ねながら、情報発信や研究、プロダクト開発を進めています。

「みなさんのねむりの悩みや、こんなプロダクトがほしい、といった声を聞かせてほしいです。睡眠が揺らいだときに気軽に相談できるような、悩みを共有できるような、安心を手渡せるコミュニティになったらいいなと。みなさんの日々の睡眠に寄り添える場所を育てていきたいと思っているので、興味がある方はぜひ参加してみてください」(経営企画・大槻さん)

眠れない日があっても、きっと大丈夫。安心してぐっすり眠れる日があれば、回復できるはずだから。“いいねむり”を知るために、忙しない日々のほんの束の間でも、深呼吸をするように手帳を開き、自分の心身をみつめることから始めてみませんか?

『90日』制作チーム

★『90日 わたしをみつめるねむりDIARY』
ご購入はこちらから
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